Flutter SDKの複数バージョンを簡単に管理するコツ

fvmは、プロジェクトごとに異なるFlutter SDKバージョンを簡単に切り替えられる便利なツールです。

この記事では、fvmの概要、インストール方法、基本的な使い方、プロジェクトでの活用方法について詳しく解説しています。fvmを導入することで、複数のFlutterバージョンを効率的に管理でき、チーム開発や複数プロジェクトの管理がスムーズになります。

Flutter開発におけるバージョン管理の課題を解決し、開発効率を向上させたい方は、ぜひ本記事を参考にしてFVMを活用してみてください。

fvmとは？

fvmは「FVM（Flutter Version Management）」の略称で、flutterのインストールやバージョンを管理することができるツールです。fvmを通して複数のバージョンのflutterをインストール・管理することができ、プロジェクトごとにflutterバージョンを切り替えたり、チームでバージョンを揃えるのがとても容易にできるというメリットがあります。

fvmの設定

fvmのインストールについて紹介します。fvmは、curlコマンドもしくはhomebrewを使ってインストールすることができます。以下のコマンドでインストールすることができます。

# Homebrewでインストール
> brew tap leoafarias/fvm
> brew install fvm

# curlでインストール
> curl -fsSL https://fvm.app/install.sh | bash

また、dartでもインストールすることはできますが公式では非推奨となっています。

fvmの基本操作

ここからは、fvmの基本的な操作方法について紹介します。fvmでは、flutterのインストールと複数バージョンの管理、アンインストール、プロジェクトごとのバージョン切り替えなどが可能です。

flutterのインストール

flutterのインストールは install コマンドにバージョンを指定してインストールすることができます。また、バージョン以外にもバージョンの代わりに安定版を意味するstableを指定することができます。

> fvm install [version]

インストール済みのバージョンや使用しているバージョンの確認はlistコマンドを実行することで確認することができます。

> fvm list

インストール可能なflutterのバージョンについては、versionsコマンドを使うことで一覧で確認することができます。

> fvm versions

実行をすると以下のようにインストール可能なバージョンが表示されます。 fvm-versions

プロジェクトでの利用

gitなどでプロジェクトごとに、fvmによるflutterバージョンは. fvmrcファイルを作成することで指定することができます。.fvmrcファイルでは、以下のような内容で指定します。

{
  "flutter": "3.19.1",
  "flavors": {
    "development": "beta",
    "production": "3.19.1"
  },
  "updateVscodeSettings": true,
  "updateGitIgnore": true,
  "runPubGetOnSdkChanges": true
}

さいごに

今回は、fvmの基本操作やプロジェクトでの活用方法について紹介しきました。fvmを使うことでflutterアプリ開発やプロジェクトの管理が容易になります。ぜひ活用してみましょう。

また、flutterアプリの開発方法などについても紹介しているので、アプリを開発してみたい人はぜひ参考にしてみてください。